半田濡れ性向上無電解ニッケルめっき(自動車部品)

弊社の無電解ニッケルめっきは、製品仕様に応じて
高リン、中リン、低リンを選択でき自動機での量産対応が可能です。
HEV,PHEV,BEV車などの冷却器、電池部品向けにも生産対応しており、
厳しい車載品質要求を満足しております。

また、高リン仕様の無電解ニッケルめっきは耐食性、半田濡れ性はトレードオフの関係でしたが、
弊社独自のめっき技術(SSNプロセス)は、高リンタイプの被膜性質である半田濡れ性の低さを改善し、
高い耐食性は確保したまま半田接合性を強化。
厳しい車載品質要求もクリアする、安定した高品質な加工を実現します。

このSSNプロセスによるめっき技術は低リンタイプにも対応しており、
弊社ではお客様の製品の仕様に応じて、高リン~低リンを自由に選択いただけます。

SSNプロセスは高リンタイプの半田濡れ性改善
高い強度の接合を可能に

リフローによる半田濡れ試験及び被膜表面酸素量測定の結果は、
SSNプロセスは2週間経過後も、半田が良く濡れ広がり、
酸化被膜の生成を防止し、半田接合性が良好です。

SSNプロセスで耐食性も向上

SSNプロセスの皮膜は優れた撥水性で水分の浸透を防ぎ、
素材表面の酸化被膜の生成を防止するため、耐食性の向上が期待できます。

  

SSNプロセスでのめっき加工フロー

SSNプロセスでのめっきは、最新の自動めっき装置で多様なニーズに対応が可能です。
一元管理の高効率な自動化生産システムにより処理工程のオートメーション化と
24時間管理による安定した大量生産ができます。

自動めっきライン 1号機(アルミ材)

自動めっきライン 2号機(鉄材)

自動めっきライン 3号機(銅材)

手動めっきライン 1号機(アルミ材)

手動めっきライン 2号機(鉄材・銅材・ステンレス材・アルミ材)